» 2007 » 8月のブログ記事

 

 人間は誰しもコンプレックスを一つや二つ持っているものである。そしてコンプレックスとは、その人間から理性を奪い、その人間の性情をむき出しにしてしまうものである。

 誰もが一度は経験したことがあるであろう。くだらない冗談や自慢話をした途端に相手が目の色を変えて、まるで親の仇でもあるかのように罵倒してくるだとか、いつまでもしつこく言い寄られるだとか、反対に全く無視されだすだとか。

 また一人の人物を見ていると、普段は紳士的なのに、ある話題になると急に横柄な態度になるだとか、妙に特定の人物を敵視したり、あるいは人にやたらとある物事を強制してくるだとか、これらの物事にはたいていコンプレックスが関わってきているのである。

 一例を紹介しよう。ここに紹介されるのは非常に代表的であり、また私がよく経験するものである。

・学歴コンプレックスがある人

 主に低学歴な人に多い。人の出身学校を聞いた途端に、態度が豹変して罵倒しはじめる。特に東大の人はこれをよく言われるため、自ら東大とは言いたがらない。低学歴の最大の悪はこのコンプレックスだと思う。これさえなければ低学歴であろうとそこまで馬鹿にされないであろう。尤も別に学歴がないことは恥じることではない。現在どうあるかこそが最も大事であり、学歴がなくても一芸に秀でてればそれで良いのである。

・恋愛コンプレックスがある人。

 過去にモテなかった人。こういう人の前でナンパ話やネタ的な過去の恋愛話とかをすると、妙に敵視してくる。たいていこういうタイプは、自分が真面目ぶってチャラついてるヤツは最低だとかほざいたりする。が、実は自分が失った青春を取り戻してモテまくりたいと思っているので、陰では浮気しまくる。立場を利用してセクハラしまくるのはたいていこのタイプ。押しなべてキャバクラが好きなのも特徴。女の場合はヤリマン化する。

・暴力コンプレックスがある人。

 過去にいじめられていた人。こういう人に少しでもワル的要素を見せると、けっこうしつこい嫌がらせに合う。彼らの脳内では、DQNと一般人という完全な線引きが存在し、一度DQN認定されてしまうともう元には戻れない。

・金銭的コンプレックスがある人。

 過去に貧乏だった人。実は金で苦労した人間は金に汚くなる。いちいちみみっちい。そして、金持ちが金を出すのは当たり前だと思っている。金にならないことはすべてカスとまで言い出す。拝金主義。人生の目的を見失っている。親が金持ちな人をやたらと批判する。親のスネかじりが!という台詞をよく吐く。

・度胸コンプレックスの人。

 度胸がない人。いとも簡単に物事を成し遂げてしまう人や、危険にためらいもなく踏み込む人に嫉妬する。そんなに嫉妬するなら自分もやればいいのに、そんな度胸がないので、彼らの生活はいつまでたっても変わらないのである。で、度胸のある人をアホだとか馬鹿だとか言う。ただの負け惜しみである。

 以上、代表的な例を出してみた。いずれの例も、彼らが他人に対して向ける敵意は異常であり、およそ普段からは想像も付かないような罵詈雑言や、タチの悪さを見せ付けてくれる。コンプレックスとは、人の本性をむき出しにしてくれるものなのである。それは、嫉妬という名の悪、人間の最も醜い感情の一つである。

 さて、そんな私は何コンプレックスなのであろうか。おそらく私も自分では気づかないうちに、人に対して罵詈雑言を浴びせたりしているのであろう。何か気が付くことがあったら伝えてほしい。

 

 皆さんのまわりにも一人はいますよね。全然人の話を聞かない人。あるいは聞けない人。

 こちらが話をしているのに、まるであさっての方向から意見を飛ばしてくる人、うまいこと言おうとしてるのですが、こちらのひとつの単語しか拾っていないので、論点が全然ズレている答えを返してくる人、最初から人の話をさえぎって話をする人。

 一言で言ってしまえば、自己中、になるのですが、もう少し深く考えてみましょう。何故彼らはこのように人の話を聞けないのか。分類してみました。

 A:人の話を聞かないタイプ

 人を最初から見下している、あるいは最初から他人を理解する必要などないと考えているタイプです。


「あのさ、君はもう少し他のものを見たほうがいいと思うよ。」
「家族計画は最高ですお。」
「・・・・」

 B:人の話を聞けないタイプ

 頭の回転が悪い、あるいは人間としてのバイタリティーが低いため、他人の話の一部しか理解できない、あるいは単語しか拾えないタイプです。


「いやー会社の車が糞すぎてさーあれさー。」
「そんなに家の車が気に入らないなら自分で買え。」
「いや、会社の車の話してんだけど。」

 C:自己顕示欲が強いタイプ

 人の話を聞いていると、対抗して似たような話を出してくるタイプです。しかもオチがない。要するに、お前より俺のほうがすごいんだぞ、と言いたいだけの人。


「○○さんって人がいてさー、その人が酔っ払うとタチ悪くてね。」
「そういえば僕の友達に○○というのがいて、そいつが・・」
「へ、へー。」
 

 D:自分中心でしか話ができないタイプ

 自分が会話の中心そして自分の会話の組み立てプランというのがあって、その通りに実行しなければ気がすまないタイプ。このタイプは話が脱線すると超強引に元に戻そうとします。


「以上を見てわかるように配色がいかに大事かってことだよ」
「なるほど。そういえば見やすいなーそういえば見やすいといえばこれなんだけど、これは音が・・・」
「で、こういうふうにコントラストがついていると・・・」

 ちなみに私は若干Dが入っています。

 さてここからが本題なのですが、人間は他人の話を聞いて自分の知識として記憶し、そこから自分で新たな考えを作り出すという作業を常々行っています。

 この作業こそが人の知能を常にレベルアップさせてくれる重大な知性の鍛錬、吸収ー反芻ー昇華という大切な脳のトレーニングなのです。

 ところが世の中にはこの作業を途中で放棄してしまう人達がいます。若くて15歳から、そして60過ぎると80%以上の人間がこの作業をやめてしまいます。この作業をやめたとき、それこそがアルツハイマーの始まる時なのです。

 皆さんも周りを見渡してみてください。人の話を聞かない人は若くても同じ話ばかりしています。しかも、学習能力すら失っているので誰かが諌めても全く直りません。さらにはこの手の人たちはイエスマンとしか付き合えないので、誰も反論することなく、永遠と同じ話をしまくります。よってアルツハイマーはどんどん加速することになります。

 皆さんも気をつけましょう。

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