» 2008 » 11月のブログ記事

 

貧困、とは何であるか、ということを考える。

貧困とは、GDPなどの貨幣所得状態を表す言葉ではない。生きていくための余裕度合いがない状態のことを指す。
例えば、自給自足生活を続けている南の島の部族の場合、所得貨幣はゼロである。しかし水産資源や森林資源に恵まれているため、生きていくための投資労力が少ない。まさに飽食、の状態とも言える。
反対に平成大不況にあえぐ日本国民の場合、食料は自給できず他国から買う必要があり、そのためには他国から貨幣を稼がねばならず、さらにその貨幣を稼ぐために他国から資源を調達し、他国のぶんまで生産している。投資労働力がかなり多い割に、確保できる食料資源は少ない。

このようにマイナス要素から見た場合貧困と裕福は、GDPで見る貧困世界と裕福世界とは全く逆の地図で示されることになるのだ。

そしてこのような貧困が何故起こるか。それは人口過剰である。何故人口過剰が起きるかは精神世界系の話題になるので他の機会にまわすが、概ねここで貧困=人口過剰、という定義が出来る。

では人口過剰になった土地ではどうするか。人口過剰になった土地では搾取システムが発達する。誰もが皆、自分より弱き物から奪い取ろうといった考えを持つシステムである。権力者が弱者から。そして最も弱き者たちは大地から搾取をする。こうして搾取システムの肥大(人口の増加)と拡張(権力の地理的拡大)多岐性(多階層化)を発達させ続けた結果、搾取システムの発達度(貨幣システムの発達度)が高いものが、搾取システムの発達度の低いものから搾取するという地域を大きく越えた拡張をもたらしたのである。

つまり経済的搾取をされているものは実は裕福であり、搾取しているほううは実は貧困であった、という面白い図が出来上がる。これに現代の地図をあてはめてみると、一番貧しい乞食国家が、裕福な国家から搾取を続けているという図が見て取れるわけである。

この国はいつになったら、豊かになるのであろうか。

漢字というのは、表意文字である。
表意文字というものはできるだけ少ない画数で、出来るだけ少ない文章量で、出来るだけ少ない手間で多くの情報を表現するかを主にして発展してきた文字である。会話よりも書籍に重点を置いて発展してきた文字である。

漢字はその代表例である。覚えればこんなに便利なものはない。だがしかし、ことコンピューターというものの上では全くそのメリットが生きることなく、むしろ反対になる。実際に筆やペンで漢字を書くのは楽だが、コンピューターに打ち込む時は手間が2重になる。さらに表音文字が順列で意味を示すのに対して、漢字は順列で意味を表さない。つまり数列でREADというものを行うコンピューターとの会話も不可能である。

コンピュータ社会に不適合な文化、それが表意文字文化である。

うーん、日本が完全に漢化されてないのに感謝だな。

 

 漫画を書く時、最初にキャラクターの彫刻みたいなものを作っておけば、どんな角度の顔も描写するだけで良いのだから、とてつもなくうまく描けるのではないか?

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