» 2011 » 4月のブログ記事

 生物的な勝利、つまり動物としての本能である遺伝子を後世に伝えられるかどうか。これは多くの人間にとって性成熟が完了した瞬間からの大きな課題である。オスは種をどれだけバラ撒けるかに焦点が当てられがちである。つまり男はどれだけ数をこなせるかが目標になる事が多い。が、ちょっと待ってほしい。これは遺伝というシステムを無視している。

 遺伝というのは基本的には交差遺伝で、男児には母親の遺伝が、女児には父親の遺伝が出るものなのである。これはハーフの人間を見れば明らかである。そして、生物は遺伝子の利益という本能を持つ。すなわち、自分の遺伝子を残す事こそが最も大事で、他者の遺伝子は二の次、という方向性である。この点を踏まえると、旧来の「一家の長たる男児を産ませてこそ一人前の男」といったモデルが実は本能に反している事がわかる。なぜなら男児は母親の遺伝を強く受け継ぐからであり、その男児が息子または娘を設けたところで、自分の遺伝子はほとんど残すことが出来ないからである。つまり真のオスとしての生物的な勝ち組とは、女児を沢山設け、それを生活力のある男と結婚させ、娘に男児を産ませることである。

 「とにかく数を稼いでシングルマザーでも何でもいいから子供を量産する」というアフリカによく見られるモデルもこれにそぐわない。まず男児が生まれた時点で上記のモデルと同じように、遺伝情報は遮断される。また女児が生まれたところで、きちんと教育できなければ売春婦等に落ちぶれて適当な男に孕まされるのがオチである。良き母を持たない娘はほぼ100%に近い確立で堕落するというのも事実である。もしこれらの適当な男に孕ませられた娘が男児を産んでも、その男児はまずまともに育たない。ギャング等に落ちぶれて使い捨ての人生を歩んで路上で死ぬのが関の山である。よって長いスパンで見た場合、このモデルで遺伝情報を後世に伝えきれる可能性は労力の割りに圧倒的に低い。すなわち苦労して良妻を娶り、きちんとした女児を育てるほうが、適当な女を引っ掛けて数をこなすよりも自分の遺伝情報を伝えるのに裂く労力が少ないというわけである。

 世間一般では短い人生、楽しんだモノ勝ちだ、とでも言わんばかりに刹那的な性的関係の数をこなす事ばかりにやっきになっている男を多く見かけるが、果たしてそれは遺伝子を後世に伝える、という本能にそぐうのかどうか、今一度考えてみて欲しい。以上世界で最も神に近い男、内田貴洋が男性諸君へ送る未来への啓示。

 内田貴洋は暴力を悪とは考えない。逆に暴力を封じることにより、マフィアが暴力を補う社会になってしまう事を懸念する。そしてまた、人間は暴力なしでは教育が出来ない。であるから、内田貴洋王国は暴力を肯定する。

 しかし暴力にもルールが必要である。ルールを制定しないと金を持っている人間が他者を雇い、最終的に金銭第一主義となってしまう。そのような事はあってはならない。また、内田貴洋王国の人間はすべからく誇り高き戦士である必要がある。であるから内田貴洋は自国に決闘のための法律を整備する。
 決闘は空身で行われる。MMAである。MMAは国技であり、娯楽であり、そのために自己を鍛錬することはこの国の国民のあり方の根本である。各都市の中心部には決闘用のスタジアムがあり、各警察署にも決闘用のリングと小規模なスタンドが整備される。

以下、決闘の法律。

 ・誰かが怒りを露わにし、他者に決闘を申し込む場合、被申請者は正統な理由がない限り、これを拒否または延長することはできない。拒否できるのは以下の場合。

A、誰がどう見ても無茶なクレームである場合
B、被申請者が謝罪、またそれに準じた対価の支払いをした場合
C、別の決闘とジャストでバッティングした場合

 ・以下の場合は延長できる

A、6週間以内に他のスポーツ及びMMAでの試合が決定している場合
B ケガまたは病気の場合
C 被申請者の軍隊及び警察の任務の妨げになる場合。
D、妊娠している場合

 ・また、以下の場合は代替人を三親等から選ぶことが出来る。

A、男性が女性に申し込む場合、被申請者の女性は自分の代わりの男性を選ぶことが出来る。
B、女性が男性に申し込む場合、被申請者の男性は自分の代わりの女性を選ぶことが出来る
C、交通事故などのアクシデントでファイトが不可能になった場合。

 ・ファイトのスタイルは三種類ある。被申請者に決定権がある。

A ストリート・・・その場でライセンスクラスC以上の人間三人がジャッジをする。レフェリーも同じくクラスC以上。但しすべて全くの他人でなければならない。ジャッジとレフェリーが揃ったらその場で開始となる。この時、ジャッジ及びレフェリーを依頼された人間に断る権利はない。ギャラリーは当事者が危ない場所に行かないようにうまくストップをかけて誘導する義務がある。

B レギュラー・・・警察署に併設されているオクタゴンに移動して行う。レフェリーは警官が行う。ジャッジはクラスC以上の人間三人が務める。

C スーパーファイト・・・日時を指定し、公立のスタジアムでファイトを行う。スーパーファイトの集まりがプロの試合の前座になる。

 ・ファイトのルール。これも被申請者が決定できる。

A スタンディング・・・パンチ、キック、肘、膝、投げのルールである。グラウンドは許可しない。KO,TKO,投げで一本とられたらその場で負け。ストリートで行われる場合、グラウンドの攻防で肌が擦り切れて血まみれになるため、たいていの場合はこれが選ばれる。

B グラウンド。攻守がはっきりしているルールである。防御側はガードポジションからスタートし、立ってはならない。但し被申請者が必ず後攻となる。先行、後攻を繰り返して一本差が出たら試合は終わる。ヘッドギアを着用するため、耳が切れることは少ないが、パウンドでのTKOも少ない。しかし脳にダメージが残りやすい。実力差、体重差がある場合はこのルールにして防御を捨てたほうが勝機は多い。

C MMA。噛みつきと金的以外なんでもありのルールである。膠着状態になった場合スタンディングからのリスタートとなる。スーパーファイトはこのルールしか認めない。

D チャンバラ。女性はこれに限定される。セーフティと防具を着用し、ブラックジャックの長い版で殴り合う。足技、投げ技もありである。KO,TKOで勝負がつかない場合、ポイント制の判定になる。

お互いに逆上し、どちらが申請者かわからなくなった場合は裁判で決める。

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