» 2009 » 10月のブログ記事

 子供達は何故か親や教師といった身近な大人を反面教師にするものだ。

 大人が勧めるモノはダサい!親や教師が勧めたモノは軒並み仲間内で却下され、親や教師の言いつけを守ってる奴は仲間はずれにされる。この日記を読んでいる皆さんもそんな経験があるのではなかろうか。

 サウスパークというアメリカの有名な社会風刺アニメがある。そのサウスパーク村でポケモンが流行り過ぎてどうしようもなくなった時、大人達が思いついた解決策が皆でポケモンをやる、という手段だった。大人達が勧めだした途端、子供達はポケモンを破棄したのだった。

 さてこのような「反面教師」現象は日本でもはっきりと形になって現れている。一番わかりやすい例が同和問題である。

 関西に住んでる人は信じられないだろうが、生活上東京では部落差別はほとんどといっていいほどない。若い世代は部落の存在すら知らない。この私も18歳になってから初めてその存在を知ったのだ。

 逆に関西では部落差別をやめよう、と子供の頃から教えこまれる。皮肉にもこれが反面教師効果を生み、未だに部落差別が根強く残っている。結局人間の良心に期待する教育なんてなんの効果もないということだ。(典型的な例がカトリック)

 さて現代日本はいよいよ格差社会に突入する。持つものがより多くを持ち、持たざるものはどんどん失う社会になっていく。こんな中で教育のあり方に疑問を持つ人も増えていくだろう。いや、実際現在の教育が失敗したから今の日本人のモラルがこんなにも低下しているのではなかろうか。

 そこで私は提案したい。大人達が今までと180度方向を変えて、「みんな一緒じゃないよ。君と他の人はこんなに差があるんだよ。平等じゃないんだよ。」と教えこむのである。「みんな平等!誰もが一番!」なんて教えてるからいじめが起こるわけである。
「手をつないで一列でゴール!」なんてことはせずに敗者を徹底的にいじめまくってこき下ろす。さてこれをやったら日本人のメンタルはどう変わるのであろうか。楽しみである。
 

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