» 2015 » 7月のブログ記事

 内田貴洋派イスラムは形式よりも実を重んじる。今世界中のイスラムで、いや宗教全体で起きていること、それは若者や事業主の宗教離れであり、教会、寺、社、モスク離れである。

 宗教というものは民衆の間に普遍的に広がっていなければ意味がない。厳格な規定で人を寄せ付けないモスクより、ユルくても人を寄せ付けるモスクが良いに決まっている。そこで内田貴洋派のモスクはこうする。

・入浴私設を併設・・・これによってウドゥが容易になると共に、ホームレスや貧乏人の不潔さを改善することが出来る。
・ジムを併設・・・半ばライフワークとなるこれを併設することにより、民衆のモスク離れを防ぐ。もちろんスポーツ立国のための布石でもある
・礼拝は義務ではない・・・やりたい人がやれば、という感じ。形式にとらわれてはならない。皆がモスクに集まることが大事なのである。憩いの場がモスクとは別にあっては何の意味もない。
・講堂は広く作る・・・室内競技が出来るほど広く作る。出来る限りのスポーツイベントを講堂内で行えるようにする。観客席は日本の武道場形式の引き出し式。
・シアター機能付属・・・映画の上映を行えるようにする。ただし映画は検閲によって認められたものしか上映されない
・クラブ機能付属・・・週末の夜はクラブ(ディスコ)になるようにする。マグリブの礼拝が終わってからスタート。コンサートホールや劇場にもなる。

以上である。問題は原理主義どもが爆破とかをやりそうなところだが、それを防止する議論はまたの機会に。

 内田貴洋の王国は軍隊と警察を分けない。昨今の政情不安定な国を見ると、どこもかしこも警察と軍隊が縄張り争いをしており、汚職や癒着が発生している。

 内田貴洋王国はこのような事態を避けるために、すべてを軍隊の管轄とする。軍隊管轄のうち交通課は極端に任期が短い3年とする。捜査課は5年。税関は1年、適正によって振り分けられる。癒着や汚職を防ぐために、持ち回り制にして同じ役職には二度と就けないようにする。

 数年前、タイのとある場所でダイビングをした。私の他のメンバーはイギリス人、アイルランド人、デンマーク人、アメリカ人、ロシア人であった。ダイビングが終わった後、皆で歓談をしていたとき、プレミアリーグの放送が始まった。
 プレミアリーグはタイで大人気であり、街中の子供が大きなモニターのあるレストランに集まって観戦する。プレミアリーグだけでなくタイ人は基本的にイギリス大好きである。私はそれを知っていたので、
 「タイ人ってイギリス好きだよなー」とその場で発言した。するとイギリス人のうち一人がこう言った。
 「だって俺達はジャパンエンパイアと違って一般人には手を出していないからな」
 あれっ?イギリスってそんな教育してんの?と思って愕然とした。あれだけ悪逆非道の限りを尽くした大英帝国が今そんな教育をしているとは・・・。
 私は反論したが、その場にいた他国人は私を責めて、イギリスを責めることはなかった。アメリカ人に至っては
 「だから俺達がアトミックボムを落としてやったんだ」と言っていた。

 その二ヶ月後、私はミャンマーを訪れる機会があった。その時、入国の手続きを手伝ってくれるサービスガイドを探していたら、一人の男に出会った。彼は私が日本人だとわかると、相場の四分の一の値段でいいと言った。
 船の上で彼の話を聞いていると、日本軍の話になった。丁度その場所は日本軍がミャンマーに侵入した場所であって、彼は川辺のジャングルを指さし、「あそこから日本軍が来たんだ」と教えてくれた。
 そして彼の話はこうである。
 「それまで俺達の国にはイギリスが駐留していた。あいつらは最低なヤツらだ。飛行機で来て色んな物を盗んでいった。食料、家畜、女・・・。その次に日本軍がやってきた。彼らは戦いに来ただけだった。勇敢な日本軍はイギリス軍をすごい速さで撃破し、ヤンゴンまで奪い取った。その後イギリスが巻き返しを図り、ミャンマーの北のほうで5万人の日本兵が死んだ。俺達はがっかりした。そうだお前、日本ではサムライソードはいくらするんだ?ミャンマーには沢山あるぞ。安いんだ。サムライソードは勇敢なソルジャーの証として人気なんだ」
 5万人死んだというのはインパール作戦のことかなと思いながら聞いていたが、その時ダイビングショップのイギリス人を思い出した。あの野郎、全くのデタラメをこきやがって。と思った。しかし歴史認識というものは、事実がどうであるかよりも後世の人がどうあって欲しいかで決まるものなのである。
 なので今現在日本が悪者でいてくれたほうが助かる、という人が多い限り、いくらでも相手側の都合の良いように歴史は書き換えられ続ける。せめて国際社会の場で、相手側の思惑通りにならないように主張を続けるくらいしなければ、どんどん歴史は捻じ曲げられていってしまう。
 みんなわかってくれるよ、なんていうお花畑脳は国際社会では通用しないのである。

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