» 病める日本のブログ記事

今我々がやるべき事は世代間もしくは階層間闘争であって、国家という縦軸を基とした闘争ではない。横軸を基に国家の枠組みを超えて戦うべきだ。そうしなければ未来はない。
特に日中韓(多分北朝鮮も)少子高齢化、そして経済の行き詰まりを迎えている。中国はまだ勢いがいいがあと10年で高齢化の余波が来る。この三カ国は政府によっていいように操られて愛国者となっているがそんなくだらない事からは目を覚ますべきである。(一番馬鹿が多いのは韓国)ぶっちゃけ老害共を全員海に捨てても良いくらいの過激な活動が必要だ。さもなくばヨーロッパの二の舞だろう。
そういえばロシア極東って高齢化はどうなんだろうな。

 宗教とは実践面に於いて人間の生き方のマニュアルになるものである。日本はそれがないから、皆生き方のマニュアルをメディアに求めた。私の世代だと中高の時にファッション誌などを参考にしていた人が多かったのではなかろうか。いわばファッション誌が聖典だったわけである。
 しかしこの内容がまた滅茶苦茶で、とんでもないデタラメだらけ。特に女性誌はひどい。
・季節事に毎年服を買うのが当たり前だとして搾取(そんなん日本人だけだ)
・ゆるふわ、モテメイク云々(どう考えても化粧品会社とのタイアップ。っていうか女は化粧してるほうがモテないぞ☆)
・何でも恋愛に絡めて売ろうとする、そのほうが売れるから
・売春推奨
・乱交推奨
 つまりこの世代、今の40から30くらいまでの女はメディアのサンドバッグ状態だったわけである。盲目的にメディアを信じて聖典として生きてきたら、世の中の需要とは正反対になってしまい、金はないスキルはない独身・・・つまり成れの果てである。だがそこに同情の余地はない。自分で選択したんだから。
 こういった一見自由に見える生き方は共産主義と資本主義のあり方に似ている。資本主義は実は1%の人しか自由になれず、99%はただの奴隷になる。だが人間は「自分で自分の人生を選んでいる感」を求めて資本主義を選択したがる。対して共産主義は生き方は選べないがそこまで奴隷度が高いわけではない。
生き方も同じで、親とか周りから決められた生き方のほうが最終的な幸福度は高い。世襲、お見合い結婚などがいい例である。しかし人は「自分で自分の人生を選んでる感」を求めて自由選択を選ぶ。しかし自由選択で幸福になれるのは10%以下であろう。

今の世の中は皆がタイタニック号のような底に穴の開いた大きな船に乗っているようなものだ。補修はもう不可能になっている。
ところが人々は何をするでもなく、ただひたすらに行動するのをめんどくさがっている。現実逃避をして遊びに耽っているいるのも大勢いる。
行動しなきゃ死ぬ、とわかっているのにウダウダと理由を付けて何もしない。船が浸水して身体まで水に浸かっても何もしない。やがて密室と化した船内では呼吸できる水面がわずかになる。人々はそれを奪い合って、他者の脚を引っ張って殺し合いをする。だが結局船は沈む。水面と天井の隙間が無くなって、ついに呼吸できなくなった時に唇を天井につけて、「畜生!」と叫ぶ。だがそれは誰にも聞こえない。そしてそのまま死ぬ。こういう人達は自分で何かを変えようと動く事が死ぬよりも嫌いなのだ。

 人はデフォルトで自分の事を好いて来る異性をキモいと思う機能が備わっているらしい。となると所謂恋愛的なものは最初から双方が好いてないと成り立たない。要は初対面の時点でそれが成就するかどうか決まっているわけだね。
 デフォルトで人間嫌いの日本人にはこりゃ無理だ。そういうワケで少子化云々は根本から対策を見つめなおす必要がある。まずは敬語の廃止とファーストネーム先書きからだ。もっとお互いの距離を詰めて人間好きになろうよ日本人。(結局ここに行き着く)

 長らく日本人のふるまいに違和感を感じてきたが、最近その正体がわかった。それは臆病なくせに偉そうという事である。しかも臆病なほど偉そうになる。年齢が高くなるほどこれは加速する。また女は男より10倍臆病で10倍偉そうである。
 臆病なヤツは行動力がないのだから黙って度胸あるヤツの言う事聞いてればいいのに、何故か偉そうに指図したがる。所謂ブラック企業のブラック上司なんてのはまんまこれである。能力ねーんだから大人しくしてろよ。
 ちなみにこの法則はスラブ系民族やイラン人にも当てはまる。人見知りが激しく、すごい偉そうである。正反対な民族は、中国人、インド人、アラブ人である。

 最近ちょっと駅前をうろつく事が多いのだが、学習塾や予備校の多さにびっくりする。少子高齢化も何のその。駅前はほとんどこういったもので埋め尽くされている。ゆとり教育がどうちゃらとか言われているが、結局児童はこういった所に通っているのでゆとり教育によって学習時間が短縮されたなんていう事実は間違いである。

 さて私の周りは実は高学歴が多い。東大、京大をはじめとして旧帝、早慶など錚々たるメンバーである。では彼/彼女らの人生は幸福で順風満帆なのかと言うと、答えはノーである。殆どの人間は晩婚であるし、変な女/男に引っかかって家庭崩壊もしくは離婚を繰り返す人が多い。また、変な人間に引っかかって所謂ブラック企業に就職してしまい、自分の人生を作る時間がないなんてのもザラである。

 ではどうしてこういった事が起きるのか。答えは親にある。大多数の日本の親というのは、「学業さえ成功していれば自分の子供は幸福になれるだろう」という舐めた人生観で生きている。だが現実はそうではなく、学業以外に人生に大事な事は沢山ある。それを教える手間を取らずに、金に物を言わせて塾や予備校に子供を放り込み、ただ放置するだけだからこうなるのである。

 人生はバランスであり、時間は有限である。限られた時間を勉強ばかりに振っているから、それ以外が疎かになって人生を失敗するのだ。日本人はいい加減この悪循環から眼を覚ますべきである。学業さえ成功すれば人生は成功するかというと、それは否なのである。以上内田貴洋の未来への警笛。

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