» 2009 » 7月のブログ記事

 笑いは緊張の緩和から生まれる。タイトルどおりである。笑いはタブーから生まれる。
 タブーが多い社会ほど笑いも数多いパターンで生まれるというわけである。日本、イギリス、それからアメリカのジョーク、コメディーというものを見比べていると、アメリカでは人種差別ネタばかりが目立つのがわかる。

 おそらくアメリカという社会はみんなオープンだし、年上、年下みたいな緊張とか、男女間の緊張とか確実に日本よりは社会における緊張が生まれるシチュエーションってもんが少ないからであろう。最も緊張するのが人種ネタであるから、アメリカでは人種ネタから笑いが生まれるのである。

 反対に日本で異常に多いのが、失敗に対する侮蔑の笑いである。日本は失敗に対して緊張が強い。一度失敗したら落第のレッテルを貼られるお国柄が関係しているのか、そして周りがその失敗に対して非常に神経質になるからだろうか。とにかく失敗というものが日本ではタブーになっているのである。

 タブーが笑いを生み出す良い例

Gaki No Tsukai (Brazilian Version)
http://www.youtube.com/watch?v=4veeAkSWSFM
Italian Gaki No Tsukai – Trailer Primo Incontro
http://www.youtube.com/watch?v=LVysOttn5Po
Gaki no Tsukai – Portuguese Version
http://www.youtube.com/watch?v=ap_oJqmFnFE

 
 人はどこで異性との関係を学習するのか。およそ適齢期の男女がそれまでの生涯に於いて最も長く付き合った異性というのは、家族のうちの誰かである。

 人間は経験から学習する。無意識のうちに脳内麻薬がどういうパターンの行動でどう分泌されるかを知り、それと同じ行為を行おうとする。これを学習と言う。そしてそれらは経験の積み重ねで確立された価値観となっていく。

 当然異性との付き合い方も、経験から学習する。だからほとんどすべての人間は、理想の恋人関係というのを自分が経験した最も長い異性関係からトレースしようとする。簡単に言うと適齢期の男女にとって、理想の恋人関係の指針となるのが自らの父母であるということである。「男は皆マザコン、女は皆ファザコン」とよく言われるがこれは違う。父母との関係性を指針とするわけであって、人格が全く同じタイプを好むわけではない。

 人によってはこれが兄弟姉妹、親戚だったりするのだろう。以上のことはおそらく他の学者によって死ぬほど語りつくされた議題であると思う。これを私は更に先に進めてみたい。

 ある一人の男の子がいる。名前をA君とする。彼の家族構成は頑固な父、現実主義な母、勝気な姉と引っ込み思案の妹、いたずら好きな末の妹とする。

 もう一人の男の子がいる。名前をB君とする。彼の家族構成は頑固な父、破天荒な母、堅実な兄、自堕落な弟、オタクな末の弟とする。

 A君は
「現実主義な母との現実的な関係」
「勝気な姉に甘える関係」
「引っ込み思案な妹を引っ張っていってあげる関係」
「いたずら好きな妹と子供のようにじゃれあう関係」

という4つのパターンを経験している。

 B君は
「破天荒な母にガンガン振り回される関係」

しか経験がない。

 先に書いたように理想は経験から導き出される。理想とは、許容できる範疇の事である。

 この両者がそれぞれ異性と恋人関係となる時、A君は4つのパターンを理想として持っているがB君はひとつのパターンしか理想として持っていない。したがって、A君は4つのパターンの関係を許容できるが、B君はひとつのパターンの関係しか許容できないという事になる。
 この許容できる関係のパターンの多さによって、その人がモテ度が変わってくる。より多くのパターンを許容できる人ほどいろんな人と関係を築ける可能性が高くなるし、無様な失恋をする可能性も低くなる。つまり家族構成や環境によってモテ度があらかじめ決まっているというお話なのである。

 さて、皆さんの場合はどうだろうか。ちょっと考えてみると面白いかもしれない。

■ウイグル族暴動 強圧的な政策では解決しない
(読売新聞 – 07月09日 01:58)
http://clipmarks.com/clipmark/C2990794-17EE-435B-A5C4-E85EDA7711ED/

 私が上海にいた頃からウイグル自治区及びその周辺でのテロは沢山あった。単に報道されていなかっただけで、あらゆる都市でウイグル系の人種は事件を起こしていた。旅行に行った同学からよく聞かされていたものである。

 中国は単一民族国歌であると誤解している日本人が私の周りにはまだまだ多かったので、そんなことないよトルコ系ムスリムやチベット系密教徒なんかもいて、中国はちょっとした世界だよ、現にこういう事件が沢山あるんだよ、なんて説明していたものである。

 さて今回の暴動で思ったことは、中国のナショナリズムだ。以前のユーゴの中国大使館誤爆の時に起きたアメリカ大使館襲撃から始まって、日本への反対抗議デモ、そして今回のウイグル人労働者排斥運動、中国では漢族としてのナショナリズムが盛んになってきている。

 ちょっと前まで、魯迅の書いた阿Q正伝に代表され、孫文がそれを非難していたように、中国人の最大の問題はそのナショナリズムのなさであった。上海租界で外国人に処刑される中国人を中国人が笑いながら見ている、そんな光景を歯痒く思っていたのが辛亥革命を起こした連中である。

 ところがせっかく起こした辛亥革命も蒋介石にのっとられ、さらに蒋介石は共産党に敗れ去った。ここで中国のナショナリズムは完全消滅したように見えた。しかし毛沢東は中国人のメンタルの中で師弟関係や同学に仲間意識が生まれるということに注目し、全国のあらゆる先生の先生を自分にしようとした。こうすることによってナショナリズムを確立しようと考えたのである。自分が先生になれない分野は取り壊すことにした。これが文化大革命の正体である。

 ここまでしたにも関わらず、中国人にナショナリズムは生まれなかった。ところが一体どうして最近になってこのようなナショナリズムが生まれてきたのか。あれほど過去の偉人達が苦労して取り組んできた中国のナショナリズムが自然発生的に起こっている。今回の暴動もインターネットが発祥だという。

 私の考察では、中国人が諸外国を知ることが出来るようになったからである。日本でも田舎しか知らない人間は自分の世界が狭い。だから小さな自分の知ってる場所で精一杯粋がろうとし、自分の見える範囲にいる敵を排除しようとする。しかし、広い世界を知っている人間は敵を世界中に見出し、自分の見える範囲にいる人間を見方につけようとする。これと同じことが中国人にも起きていたのだ。

 皮肉にも施政者がナショナリズムのために行っていた情報封鎖が中国人のナショナリズムを封鎖してしまっていたのだ。

 ただし、漢族も単一民族ではない。古代の斉晋燕楚呉越秦から成るそれぞれの系統がある。文化的背景も言語も違う。
(これらの特徴について書いてあったサイトがあったがURLを失念した。近いうちに貼ろうと思う。)

 漢族のナショナリズムは近い将来、更に分裂したナショナリズムへと発展するだろうというのが私の見通しである。

・刑罰はハンムラビ法典と同じ。執行人は被害者か代理人になる。やられた事とそっくり同じor代替プランを実行する。

・たとえ違法でも国益に沿うなら華麗なスルー。このへんはアメリカと同じ。

・主要産業はバイオテクノロジー。世界中に成長ホルモンをばら撒く。日本から研究者を根こそぎ引っ張ってくる。遺伝子組み換え人間も違法ではない。

・政治政党は存在しない。個人を以って政党とみなす。国王独裁政権である。但し、ウラマーのような者が国王の政治を法典と照らし合わせて審査する。違憲の可能性がある場合、国民投票。

・教育プログラムに政治経済を徹底的に叩き込む。超超重商主義。打倒ユダヤ。

俺は最終的には俺王国を作る予定である。

どっか気候の良い場所を経済的に支配してから独立宣言をし、俺の理想の国家を作る。

まず、俺の希望とするのは以下の項目。

・大統領は国王の三親等から国民投票で選ばれる。

・言語は日本語と英語とアラビア語を混ぜたものを使用する。漢字は繁体字を使用。単語はなるべく短くするため、アルファベットもあり。

例) 私 will 送る あなた お金 明日。

・国教はイスラム教にする。但し進化論を肯定する異端。アラビック経済システムならユダヤシステムのように恐慌が起こることもない。

・アスリートの理想郷にする。国民全員がスーパーアスリート。体型があまりにも崩れていると追加徴税が課される。毎週コンペティションがある。

・すべてのドラッグを合法にする。こうすることによってマフィアが暗躍する余地をなくす。但しタバコは違法です。

・売春はクルァーンでは違法だが、事実上合法化とする。しかし免許制。免許の認可には家庭環境などの厳しい審査をパスしなければならない。理由は前述の麻薬と同じ。

・第三のジェンダーを認める。ただしこれも免許制。厳密には刑罰の一環として適用される。

・男性1:女性2の人口比を目指す。このほうが社会が円滑に回り、管理もしやすい。

・相続税は100%

現在の候補地はイェメンである。

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