» 2011 » 4月 » 02のブログ記事

 内田貴洋は暴力を悪とは考えない。逆に暴力を封じることにより、マフィアが暴力を補う社会になってしまう事を懸念する。そしてまた、人間は暴力なしでは教育が出来ない。であるから、内田貴洋王国は暴力を肯定する。

 しかし暴力にもルールが必要である。ルールを制定しないと金を持っている人間が他者を雇い、最終的に金銭第一主義となってしまう。そのような事はあってはならない。また、内田貴洋王国の人間はすべからく誇り高き戦士である必要がある。であるから内田貴洋は自国に決闘のための法律を整備する。
 決闘は空身で行われる。MMAである。MMAは国技であり、娯楽であり、そのために自己を鍛錬することはこの国の国民のあり方の根本である。各都市の中心部には決闘用のスタジアムがあり、各警察署にも決闘用のリングと小規模なスタンドが整備される。

以下、決闘の法律。

 ・誰かが怒りを露わにし、他者に決闘を申し込む場合、被申請者は正統な理由がない限り、これを拒否または延長することはできない。拒否できるのは以下の場合。

A、誰がどう見ても無茶なクレームである場合
B、被申請者が謝罪、またそれに準じた対価の支払いをした場合
C、別の決闘とジャストでバッティングした場合

 ・以下の場合は延長できる

A、6週間以内に他のスポーツ及びMMAでの試合が決定している場合
B ケガまたは病気の場合
C 被申請者の軍隊及び警察の任務の妨げになる場合。
D、妊娠している場合

 ・また、以下の場合は代替人を三親等から選ぶことが出来る。

A、男性が女性に申し込む場合、被申請者の女性は自分の代わりの男性を選ぶことが出来る。
B、女性が男性に申し込む場合、被申請者の男性は自分の代わりの女性を選ぶことが出来る
C、交通事故などのアクシデントでファイトが不可能になった場合。

 ・ファイトのスタイルは三種類ある。被申請者に決定権がある。

A ストリート・・・その場でライセンスクラスC以上の人間三人がジャッジをする。レフェリーも同じくクラスC以上。但しすべて全くの他人でなければならない。ジャッジとレフェリーが揃ったらその場で開始となる。この時、ジャッジ及びレフェリーを依頼された人間に断る権利はない。ギャラリーは当事者が危ない場所に行かないようにうまくストップをかけて誘導する義務がある。

B レギュラー・・・警察署に併設されているオクタゴンに移動して行う。レフェリーは警官が行う。ジャッジはクラスC以上の人間三人が務める。

C スーパーファイト・・・日時を指定し、公立のスタジアムでファイトを行う。スーパーファイトの集まりがプロの試合の前座になる。

 ・ファイトのルール。これも被申請者が決定できる。

A スタンディング・・・パンチ、キック、肘、膝、投げのルールである。グラウンドは許可しない。KO,TKO,投げで一本とられたらその場で負け。ストリートで行われる場合、グラウンドの攻防で肌が擦り切れて血まみれになるため、たいていの場合はこれが選ばれる。

B グラウンド。攻守がはっきりしているルールである。防御側はガードポジションからスタートし、立ってはならない。但し被申請者が必ず後攻となる。先行、後攻を繰り返して一本差が出たら試合は終わる。ヘッドギアを着用するため、耳が切れることは少ないが、パウンドでのTKOも少ない。しかし脳にダメージが残りやすい。実力差、体重差がある場合はこのルールにして防御を捨てたほうが勝機は多い。

C MMA。噛みつきと金的以外なんでもありのルールである。膠着状態になった場合スタンディングからのリスタートとなる。スーパーファイトはこのルールしか認めない。

D チャンバラ。女性はこれに限定される。セーフティと防具を着用し、ブラックジャックの長い版で殴り合う。足技、投げ技もありである。KO,TKOで勝負がつかない場合、ポイント制の判定になる。

お互いに逆上し、どちらが申請者かわからなくなった場合は裁判で決める。

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