» 2007 » 6月 » 17のブログ記事

 

をする人たちって何が楽しくてやっているのだろうか。

昔から海に行くと夜は花火をするのが定番、ということになっているからやっているのだろうか。
だとしたらそれは愚かな遊びである。

まるでそれは、クラブとくればナンパだろ、と音楽も聴かずに女を追いかけまくった挙句、誰も引っ掛からずに結局疲れて帰るくらい愚かである。

まるでそれは、上流階級と言えばミッション系だろ、とクリスチャンでもないのにミッション系学校に通い賛美歌を歌いながらダリィと思うくらい愚かである。

まるでそれは、峠と言えば膝擦りだろ、と無理膝でコーナーを曲がっていたら、アウトから原付に抜かれるくらい愚かである。

まるでそれは、スーツと言えばイタリア製だろ、と実は縫製が中国であるグッチを買って自慢するくらい愚かである。

まるでそれは、カレーと言えばインドだろ、とインド料理店に入り、ビーフカレーを頼んで、無いよ、と言われるくらい愚かである。

 その昔、ゼミの合宿で伊豆に行った。石廊崎の傍の実にいい浜辺だ。ところがゼミの後輩どもは、昼から酒を飲んでロッヂで宴会、夜は砂浜で花火。なんのために伊豆まで来たのかさっぱりわからなくなるのが嫌なので俺は連中を無視して海に遊びに行っていたのである。

 最後の夜だった。後輩の一人が、絶対花火をやろうとしない俺に無理やりライターを渡し、打ち上げ花火の導火線に火を付けるように言った。彼なりに、俺のための見せ場を用意したつもりだったのだろう。俺はそれがわかったから、しょうがなく火を着けた。導火線に火を着けると、大きな火の玉が3つ上がった。後輩達はそれを見て、綺麗だとかなんとか言って盛り上がっていたが、俺はちっとも楽しくなかった。

 夜の海に来たら、

 波の音を聞きたい。うるさい花火の音なんて聞きたくない。

 星空を見たい。火花なんて溶接工場で見てればいい。

 冷たい砂を肌に感じたい。火の熱さは料理で沢山だ。

 潮風を嗅ぎたい。硫黄っぽい煙の匂いなど嗅ぎたくない。

 

 花火は夜の海が持つ要素すべてを台無しにしてしまう。一体なぜ彼らはそんな野暮なことに熱中するのだろうか。風流を楽しむ心が欠落しているのだろうか。全く理解に苦しむ人種である。海で花火をやる人間の心理は未だに理解できない。

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