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 前回のエントリ 俺王国7http://www.uchidatakahiro.com/orekingdom/20100822_311.html でも少し触れた俺王国のモノづくりに関して詳しく述べる。

 内田貴洋は大量生産、大量消費を良しとはしていない。すべてのモノに歴史と文化があって然るべきであると考える。建築物を筆頭とした耐久性の高いモノは特にその製造者を明確にする必要がある。修復者の名前もすべて記載する必要がある。こうすることによって、製造者はきちんと責任を持ってモノを作るとことになる。同時に自分の名前が歴史に刻まれるという社会的認証欲求が常に満たされるため、俺王国の製造業の人間は誇りを持つことが出来る。普通の文化ではこれがおざなりにされてしまうために、製造業の人間の社会的地位が低くなり、モラールの低下を引き起こす。

 製造業の人間のモラールが低下すると、工業文化が衰退し、やがては商業と農業と金融一辺倒になってしまう。商業と金融はグローバリゼーションの流れをモロに受ける事業であり、これらの産業は国家という枠組みと時に対立する。農業はこれはどこの土地で行おうと、或いは外国から買おうと同じである。工業を軽視した国はこうして利益至上主義の売国奴が増えていき、やがては破滅を迎えるのである。歴史を振り返れば古くはカルタゴ、フィニキュア、アラブ帝国、近年ではオランダの衰退の例を見れば明らかであろう。であるから、国家と文化を同立させていくのなら、必然的に工業文化に力を入れることとなる。つまり工業を衰退させてはならないという事だ。この名前記録方式を採用する事により、製造業の人間達は自己顕示欲のために競争を始める。より良いものを作って、名誉を得ようと考えるわけである。これが工業文化を大きく推進させていく力となるのである。

 日常使う製品、それこそ家、内装、家電の外装、食器、車、自転車、衣類、すべてに製造者の名前が入っているわけである。内田貴洋王国の人間の生活は高価なのである。生活そのものが歴史を刻むひとときなのである。このような生活の中で、自国の伝統と誇りを守ろうとする人間が出来上がるのだ。

 しかし内田貴洋王国はイスラム教を国教とする。モスリムの名前はほとんど一定のパターンである。アブドゥラー、イブラヒーム、ムハンマド・・・。これではせっかく製品に名前を入れてもどこの誰だかわからなくなってしまう。そういうわけで内田貴洋王国の国民となる人間は今のうちから唯一無二のサーネームを考えておいてもらいたい。尚、アラブ語の母音はアイウしかないのでエとかオとかEとかIは使わないように。以上世界で最も神に近い男、内田貴洋の啓示。

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