政治家や企業の権力者は顔を隠すことによって、様々なメリットが生じ、人間社会において避けようのない権威主義から見事に脱却することが出来る。これはイスラムの精神と見事に一致するものである。以下、顔を隠すことのメリットを挙げていこう。

・暗殺の心配が少なくなる。普段誰がどのような顔をしているのかわからないのだから、私生活でボディガードをつけたりする必要が無くなる。
・平和な家庭を築くことが出来る。自分の仕事を秘密にするのが必須条件だが、子供が権力をカサに着て粋がったり、親が金持ちだと知って浪費したり、いい年こいて子供がグレたりすることを防ぐことが出来る。
 尚これは国王には非常に大きなメリットであり、例えば4つの家庭を持ってそれぞれが違う階級だった場合、国王は4階級の視点を拾うことが出来るし、跡継ぎをどの階級から選ぶか時代に沿って決めることが出来る。勿論各家庭には秘密にしてあるのだから、王権を引き継ぐ事が出来なかった子供が反乱を起こすこともない。ファイサル国王の悲劇を繰り返してはならない。
・政治家、企業家、権力者はどうしてもワイロに囲まれたり、陰謀に巻き込まれたりしてとてもじゃないが普通の人間関係を持つことが出来ない。皆が自分を恐れて本当の友達が出来ないのも問題である。しかし誰にも顔を知られていなければこれらの問題とは一切関係がない。

 他にもいろいろあるのだが思い出したら追加しよう。尚この法律を守らなかったり、事故で顔がバレてしまった場合は強制美容形成の刑が処される。以上内田貴洋の理想王国論。

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