スウェーデンモデル、聞いたことがあるだろうか。1970年代以降の日本はアメリカのウーマンリブの影響を受けて、女性の社会進出、そして福祉国家の模範としてスウェーデンモデルを目指した。スウェーデンは税金で福祉をまかない、老人や社会的弱者が社会的強者の保護を受けて安らかに暮らすという国策に出た。更にスウェーデンは世界一フェミニズムの国家であり、アファーマティブアクションによって、男女の社会進出率を同じにするという政策を行った。フェミニストや福祉を謳う偽善者から見ればまさに理想の国家である。そんなスウェーデンだが、実態はどうなっているのだろうか。

結果はこうだ。
・離婚率50%以上
・シングルマザー率7割
・自殺者は毎年2000人程度で、そのうちの25%が29歳以下
・女の社会進出率は世界一だが80%以上はパートタイマー
・10万人あたりで、強姦事件が日本の20倍以上、強盗は100倍以上。10万人あたりの平均犯罪数は、日本の7倍、米国の4倍。
・国が伝統的な家庭の仕事を肩代わりしているが、その費用は毎年増大している。その結果スウェーデン人の税負担は75%に達している

 どうしてこのような事になったのか。それは多くの文献で認められている通り、「家庭の崩壊」がもたらした結果なのだ。スウェーデンは声高らかにフェミニズムと福祉の充実を謳った。結果として女は自己の権利ばかりを主張し、完全個人主義に走った。家庭というものをおざなりにし、個人の利益と快楽を優先した。フェミニズムの弊害たるやひどいもので、アファーマティブアクションによって公的機関の職はほとんど逆差別的に女にとられる。しかもアファーマティブアクションによって女は能力が低いままその職務に就くため全体的な生産力は低下する。

 また、職務の内容を見ても男の職種は160前後に広く分散しているが女の場合は20種前後の特定分野、特に公共の福祉部門に集中する結果となっている。結局女の社会進出なんて絵空事だったわけで、ほとんどすべての女は経済的責任の低い楽な仕事にしか就きたがらなかった。つまり女は自立したいがために、自分の子供、親を施設に預け、カネをもらって、他の子供、老人の面倒を見る。そしてその収入の多くが税金に消えていく。なんという本末転倒であろうか。

 さらに家庭崩壊はゲトー社会を形成するという側面を持っている。前回のエントリ、女脳社会2 http://www.uchidatakahiro.com/sickjapan/20091113_151.htmlで述べた通り、シングルマザー家庭では女脳の人間しか育たない。だから犯罪率が高まる。これはアメリカの黒人社会問題やドイツの教育問題を参照にしてもらえばよくわかるであろう。日本では暴走族がよく出てくる団地を想像していただくとわかりやすい。

 スウェーデンの女は「女は女であるというだけで価値がある」という馬鹿げたフェミニズムに毒されてしまい、家庭を見失った。自分中心主義に陥り、世界の主役が自分だと勘違いして好き放題生きてしまった。結果として誰も結婚してくれなくなったので、彼女らはイタリアなどの南欧に出かけ、男を買い、子を産んだ。しかし南欧男は無責任なので当然逃げる。そして彼女らはシングルマザーとして母子手当てを受けながら生活している。これらの税金を負担するのは彼女ら自身と、スウェーデンの男達である。尚、年金もスウェーデンは女は男より払う額が少なく、男より貰える額が多い。

 男のほうは悲惨である。散々好き放題生きてきたスウェーデン女のツケを払いながら必死で働いている。当然社会が面白くないのでグレて犯罪に走る。想像してみたまえ。真面目に頑張っても何ひとつ報われる事なく不真面目に生きている女のツケを払わせられる社会。こんなのバカバカしくてやってられなくなる。ヤクザになって税金を払わず生きる道を選ぶのは当然であろう。

 更にこのようなフェミ女の下に生まれた第二世代の子供も悲惨である。都市部での家庭の構成割合で、最も多いのは母子家庭、その次に多いのは連れ子の夫婦、3番目が両親とも生みの親という家庭のため、学校でも両親が「生みの親」という子は20%程という状態だ。こんな不安定な家庭環境の下グレないわけがない。こうして女のツケを払い続けた男と、その女の子供達はグレにグレて犯罪に走りまくる。この国に希望なんてモノはないのだ。

 フェミニズムという害悪でしかない発想はいい加減やめるべきである。フェミニズムを推奨するとどうなるのか、それはこのスウェーデンという国家が身を以って提示してくれた。アメリカも馬鹿げたことに必死でその後を追っている。アメリカは福祉を謳ってはいないのでスウェーデンほど悪夢が加速することはないであろうが、日本はどうであろうか。今現在でさえも皆が偽装離婚をした瞬間に国家が破綻するというのに、更に福祉福祉と息巻いている。このままこの国がフェミニズムと福祉を謳うなら、破滅は目に見えている。

 尤もこの内田貴洋はもう手遅れだと思っている。主婦の遺族年金制度、ベトナムやインドネシアに買春しにいく日本女、介護にばかり予算を割く行政、アファーマティブアクション・・・

 

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